信州の生物多様性生物多様性ホットスポット
生物多様性ホットスポットとは何か
生物多様性が豊かで、かつ破壊が進んでいる地域のことを生物多様性ホットスポットといいます。国際NGOコンサベーション・インターナショナルが植物の種数と生態系改変面積をもとに、世界で36ヶ所をホットスポットとして選んでいますが、そのうちの1つが日本です。
長野県版レッドリストで絶滅危惧IA 類(ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種)に属する維管束植物の種数をみると、北アルプス白馬岳周辺や中信高原、八ヶ岳周辺などで多いことがわかります。中信高原、八ヶ岳周辺、白馬岳周辺では、ニホンジカによる高山植物の採食が進行したり、心配されたりしており、これらの地域が特に絶滅危惧植物から見た長野県の代表的なホットスポットであると言えます。