希少野生動物保護条例

長野県希少野生動植物保護条例とは

希少な野生動植物は、長野県の自然環境の重要な構成要素の一つであり、県民共有の貴重な財産です。
希少な野生動植物を保護するため、個体の捕獲・採取及び生息地等の保護に関する規制や保護回復事業等に関して必要な事項を定めた長野県希少野生動植物保護条例を策定しています。
条例では、特に保護を図る必要がある種として「指定希少野生動植物」を定めています。 現在、80種が指定されています。

シナイモツゴ
クマタカ
アサマシジミ

指定希少野生動植物については、こちらのパンフレットをご覧ください。

長野県希少野生動植物保護条例の内容

長野県希少野生動植物保護条例では希少野生動植物を保護するため、個体の捕獲・採取及び生息地等の保護に関する規制や保護回復事業等に関して必要な事項を定めています。

捕獲、譲り渡しの規制

  • 指定希少野生動植物(80種類)
    指定希少野生動植物の捕獲・採取等を行う場合は、あらかじめ届出を提出する必要があります。
  • 特別指定希少野生動植物(20種類)
    特別指定希少野生動植物は、原則として捕獲・採取等が禁止されます。学術研究、教育及び保護回復を目的とした適正な繁殖を行おうとする場合に採取する必要がある場合は、知事の許可を受けなければなりません。

生息地等の保護に関する規制

希少野生動植物保護のため、一定の行為が制限されている「生息地等保護区」を設けています。
県内では木曽郡木曽町開田高原における1か所が指定されています。

保護回復の促進

指定希少野生動植物のうち、保護の取組が行政や地域の方など幅広い主体によって推進することが期待される種について、保護の現状や取り組むべき事項を記した「保護回復事業計画」を策定することができます。

年度策定種
平成18年ヤシャイノデ(PDF)
イヌワシ(PDF)
平成19年タデスミレ(PDF)
オオルリシジミ(PDF)
平成20年ホテイアツモリ(PDF)
ライチョウ(PDF)
平成21年ミヤマシロチョウ(PDF)
平成22年ササユリ(PDF)
平成23年フサヒゲルリカミキリ(PDF)
平成24年ブッポウソウ(PDF)
平成25年アツモリソウ(PDF)
平成26年チャマダラセセリ(PDF)
平成27年シナイモツゴ(PDF)
平成28年ゴマシジミ(PDF)
令和元年クビワコウモリ(PDF)
これまでの策定種及び保護回復事業計画