外来種対策について
生物多様性や希少な野生生物を守るために
外来種の中には、繁殖力が強く、あっという間に増えてしまう種類があり、いったん拡がってしまった外来種を駆除するには、たくさんの労力や時間がかかります。
私たち人間が運び込んでしまった外来種が、信州の美しい自然を変えてしまう前に、外来種を「入れない、捨てない、拡げない」の3原則を守ることが重要です。
外来種被害予防三原則
外来種の被害を予防するために、以下のことに気をつけましょう。
- 入れない
きれいな花や愛らしい動物であっても、自然界にむやみに持ち込まないようにしましょう。 - 捨てない
生き物を飼う前には、最後まで面倒をみることができるかを確認し、飼育・栽培している外来種は野外に捨てないようにしましょう。 - 拡げない
すでに野外に定着してしまっている外来種は、まだ定着していない地域に拡げないようにしましょう。
長野県版 外来種対策ハンドブック
長野県では、外来種の認知度向上と、その生態や効果的な駆除方法の普及を目的として「長野県版外来種対策ハンドブック」を作成し、配布およびホームページで公開しています。
信州の豊かな自然や暮らしを守るため、特に防除が必要な外来種30種をハンドブックにまとめました。
また、動画を作成して普及啓発に取り組んでいます。
一人でも多くの人が知識を深め、できることから取り組んでいただく事が信州の自然を守ることへと繋がります。
また、国・県・市町村・事業者や住民、それぞれが相互に連携協力に努め、地域の自然を守る活動を継続的に進めていきましょう。